2006-09-27 片恋 短篇話【桜生】 片方だけの 規定未満の その想い いつだって思い出すのは夏の終わり あの季節 薄暗い校舎の匂い 君の声と僕の胸騒ぎ あの季節 大好きな歌を下手なハミングで 君の傍 心地よい風が吹き抜ける 僕は目を細める いつだって思い出すのは夏の終わり あの季節 大好きな君との会話かみしめて 胸が鳴る あの季節 僕が君に片恋していた夏の終わり 規定未満の想い 告えないまま去った季節の続なり 僕は今でも あの季節 僕は君を目を閉じて再確認してる 行き場のない片恋 今度は伝えたい片恋 あの季節 僕は君に恋してた。