私の強さと君の弱さ

　久しぶりの短篇話です！
　相方に捧げます（＾□＾＊）

　私の強さと君の弱さが、手のひらで溶け合って
　ほら、だから歩きつづけられるんだ
　ひとりじゃない君の体温がある
　そのあたたかさが、この身体に満ちていって
　私たちの鼓動になるから

　泣かないで。
　言うのはいつも簡単で、口先だけな気がして苦しいよ
　どうしたら君の寂しさや苦しさを全部取り除けるのかな？
　どうしたら笑ってくれるのかな？

　私は楽天家だから、なんとかなるさってすぐに笑い飛ばすでしょ
　だから話してよ、全部！
　代わりに笑い飛ばしちゃうから

　手を繋ごう！

　溜め息、曇った心。
　そんなときはいつも君がいつのまにか背中に手をそえてくれる
　私が笑っていられるのは、ねぇ、君がいてくれるからなんだ
　君が傍で大丈夫って言ってくれるからなんだよ

　空が青いよ
　風が優しいよ
　小鳥の囀りが可愛いよね
　なんてのんきな私がこうやっていられるのは
　全部、君のおかげだよっ！

　手を繋いで！

　私の弱さと君の強さが、手のひらで溶け合って
　ほら、だから私は無敵な楽天家になれる
　君を笑顔にするよ
　君の表情を曇らせる全てのものを飲み込んで
　優しい旋律に変えるから

　私はいつも歌うんだ
　私を支えてくれる全ての人に対して
　感謝の歌を
　君にありがとうの歌を
　だから、不安な時は耳をすまして
　届くように歌うから

　この鼓動は君の優しさでできてる
　だから、この体温は君のために
　必要な時はいつでも言ってよ駆けつけるから
　私は無敵の楽天家
　君がくれたこの勇気（つよさ）、返しにいくから

　手を繋ごう！