小説感想6
『僕と先輩のマジカル・ライフ』 著者 はやみねかおる
はやみねかおるさんの本に初めて出会ったのは小学生の頃でした。
青い鳥文庫の『そして5人がいなくなる』を読んだのが最初です。
そこに登場する、一見不思議な名探偵(!)の夢水清志郎にすっかり
心を奪われ、この作家さんが大好きになったのです(^−^)
日常にあるちょっと不思議な事件や、謎をふらりふらりとしつつも、
最後には見事に解き明かしてしまう、今までにない、探偵さんに
とてもわくわくしたのを覚えています。
そして、今回の本。
出会いはたしか、新聞広告でした。
いつも、おもしろい本は出てないかなぁ〜と新聞の下にでている
広告を眺めるのですが、その日に久しぶりにこの作家さんの名前を
みつけたのです!
し・か・も!!!
普段は子供向けの本を中心に書かれていると思っていたら、
大人向けの小説が出たという記事。
これは、もう、小躍りする!という言葉を実際にしてしまいそうな
嬉しい発見でした♪
その記事から年を越して数日して書店に行き、この本をゲット!
さっそく読み始めました。
すると、あの頃と同じように、風変わりで愛らしい登場人物と、
細やかでユーモアのある世界が広がっており、
一気に読み終わりましたよ(*^□^*)
今回、気に入ったのはまたしても不思議な長曽我部慎太郎という先輩!
なぁんにも考えてないようで、実は誰よりも冷静に物事を観察している
彼の虜になってしまいました(笑)
魅力的な登場人物と、極上の謎。
あざやかに解き明かしていく彼らの活躍をぜひ、読んでみてください♪
短篇が4話入っているので、読みやすいと思います。
ページ数は約350ページ
この作家さんはあらすじも残さず面白いので最後の最後まで読むのが
オススメですよ♪