小説感想3

 今回読んだ本


 『夢にも思わない』  著者 宮部みゆき


 ジャンルでいえばミステリ系だと思います。
 サスペンスに近い感があります。(←自己判断です)
 宮部みゆきさんの本は大好きで、なかでもパーフェクト・ブルー
 その続編ともいえる『心とろかすような』がお気に入りです。
 どちらも面白い本なのでぜひ、読んでみてください(^−^)


 で、感想ですね。
 面白かったです。
 やっぱり、読むのを止めるのがすっごく惜しいぐらいにグイグイと
 読み手を引っ張っていってくれます。
 今回の本はシリーズ本のうちの第二弾なのですが、
 (普段ならシリーズものは必ずはじめから読むのですが、本のボリューム的に
  多い、この本を読みたかったのです)
 全く問題なく読めますし、やっぱり第一弾も読みたいなぁ!と思わせてくれます。
 主人公は中学生の男の子。
 この時期の独特の甘さや懸命さといったきらきらしたものが
 いっぱい詰まっています。


 ああ、こんな時期があったんだなぁ

 こんなふうにまっすぐで自分に素直に出来ればなぁ!


 と思わせてくれる作品です。
 あまり詳しくは言えませんが、ラストはちょっぴりほろ苦く、胸が少し痛いです。
 370ページ程。
 ボリュームは中ぐらいで、読みやすいです。


 きっと誰にでもある『あのころ』が少しの痛み共に蘇ってくる
 そんな一冊です。