小説感想2
今回読んだ本
『銀の檻を溶かして―薬屋探偵妖綺談―』 著者 高里椎奈
まずは一言。
面白い…!
ストーリー的にもさることながら出てくる登場人物がとても魅力的です。
そしてとても丁寧に描写されているので頭の中ですんなりと彼らを
思い浮かべることが出来ます。
本の主題(?)としては、やはり今回もミステリあるいは
推理系なのですが、その骨組みといいますか、
本当に丁寧に読める人ならば『難事件』の真相---とはいかないまでも
あらかたの推理をすることは可能です。
ミステリや推理小説が大好きな私としてはとっても満足でした!
でも、なんといっても特筆すべきは登場人物たちの日常、生活。。。
あんまり詳しくお話すると、はじめて読む人の楽しみをとってしまい
そうなのであまり言えませんが、とても面白いです。
登場人物の内外かかわらず丁寧に書き込んであるからだと思います。
さて、この本は題名にあるとおり、薬屋探偵妖綺談として
シリーズ化されているものです。
ちなみに今回読んだのは第1作目。
私が読んだのは文庫本バージョンですが、本当はB5版より少し小さいサイズ
(B4?)で発行されていたみたいです。
(だから、早くシリーズの全てを読みたいと思う方はそちらのサイズを
お探しください。12作ぐらいあるらしいです。)
でも文庫本サイズでも今回のとあわせて3冊発行されているので、
文庫本専門の方も今は大丈夫かも(笑)
私はどちらかというと文庫本の方が持ち歩いたりするのに都合が良いので
文庫本推奨派ですが…(は?)
ただ、400ページを越えるのでボリュームがあります。
しかし、そんなことも考えていられないくらいぐいぐい引っ張っていって
くれる本---ストーリーです。
というわけで、小説感想でした!
本当に面白い本なので、推理に興味のある人もない人も、
ぜひ、読んでみてくださいね(^□^*)♪